スケッチイメージやコンピュータイメージと何ヶ月もにらめっこをした後、
プロジェクトは飛躍的に進展しようやく三次元のフォルムを"タンブラー"に持たせる事が出来つつあります。
"タンブラー"らしい輪郭が出来上がった事は、準備段階に行った膨大な調査がようやく身を結びつつある事を意味しています。
また、他の車を寄せ付けないほどのとてもユニークな前輪は今まで前例がありません。
グラント氏もしばしば「まるでMad Max 4(<たぶん収録中らしいです。)で登場する攻撃的な兵器を組み立てている気分になるよ。
"バットマン・ビギンズ"を知らなかったら多分「ああ、この車はMad Max4でマックスが運転する兵器なんだな」って思い込んでいただろうね。
まさかこれがアメリカの闇のスーバーヒーローが使う最新兵器とはね。」と苦笑しています。
シャーシのみで走る"タンブラー"
左の写真は、映画のなかで登場したタンブラーをシャーシのみの状態でテスト走行している様子です。
リヤデフ
写真上は映画のなかで登場したタンブラーのリヤデフです。
そして写真下が今回のタンブラーに使用するリヤデフです。
フォード9インチのデフに補強用の帯を溶接しました。
この補強帯はゼロヨンドラッグレース等でつかわれるものです。
他に"US strange"製のデフキャリアもアメリカから取り寄せました。これも映画で使用されているものです。
タンブラー表示機器類
写真上は"Dakota Digital"の電磁表示機器です。映画で使用されていたものはこれよりもシンプルなアメリカのレースカー使用のものですが、
現在製作中のものには航空機タイプのものを使用します。高度な機器が搭載される車内には"Dakota Digital" のものが最も適しているのでこれにしました。タンブラー完成時にはダッシュパッド部分のデジタル表示機器類レイアウトはもう少し複雑になります。
パーツ
写真下はタンブラー時使用する為世界中から取り寄せたパーツ群です。ざっと以下のものが有ります。
- NOS(亜酸化窒素)
- "Howe Racing"ハブ
- ブレーキパーツ
- "Elbach"サス スプリングユニット
- MSD 電気式イグニッション
- その他
これらは全て映画で実際に搭載されたものと同様のもので、なかには飛びぬけて精密なものもあります。

タンブラー用"Howe Racing"ハブ
写真上は、映画で実際に使われた"Howe Racing"のハブのビデオ映像です。
写真下は同様に今回のレプリカに搭載する"Howe Racing"のハブです。
これらのハブはNASCARでも使用されているとても精度の高いもので特別にアメリカから取り寄せました。

ARGO"V"ドライブユニット
写真上は、分解されたARGO ブランドのVドライブプロペラユニット部です。
フォードGTモーターファルコンで使用されているテールシャフトを接続できるようにユニットの中身をグラント氏が改造します。
通常Vドライブユニットは高出力の高速ボートに使用するものですが、ギヤボックスからデフへパワーをうまく伝達させる為にどうしても必要でした。
映画で使用されていた車同様に今回のタンブラーもエンジンが反対位置に搭載されるので位置的にも考慮した結果そうなりました。
シャーシ1
写真下は、タンブラーのシャーシ部分です。
映画でのタンブラー同様のものを再現する為にシャーシは一つ一つ組み立てています。






シャーシ2
ようやくタンブラーらしい輪郭が出来始めました。サイズも映画のものと同じです。
現在前輪及び前輪のアームはまだ"試着"しているだけの状態です。
"Elback"のサスペンションは恐らくこの位置に落ち着くでしょう。
ダッシュユニット下部に搭載される"V"ドライブユニットのマウント部分が見えますでしょうか?
数週間以内にはタンブラーに454(7.4L)のシボレービッグブロックエンジンと、改造されたオートマチックギアボックスをテスト的に搭載します。
そして前輪のアームと前輪を実際に装着します。
これからの開発はとても楽しみです。
敬意を込めて。