「世界初のターボバイク」として、この国産二輪は、なんと1980年に「ドイツのケルンショー」にて発表されました。
「全ての内燃料機関の燃料効率は40%」のこりの60%は無駄にされていると言われています。その残りの「排気ガスエネルギー」を利用し、吸入先填効率を高めるシステムが「ターボチャージ」です。しかし複雑なエンジン構成、また小排気量車にはデリケートなアクセレーション等の諸問題が有り、飛行機や四輪車では当たり前のターボは二輪では長い間、いや現代でも敬遠されています。その証拠には、このCXターボは、現在でも「量産車の加吸気内燃料機関の四輪・二輪を通じて世界最小の排気量車」の称号を持っています。
その心臓部は、毎分18万回という、フェラーリF40でもおなじみの「IHI」製のタービンが搭載され、OHVのエンジンを未知の速空間に誘います。カウリングも全て軽量のFRP製。のちにホンダF1ターボや楕円ピストンのNR500等に利用された、ホンダ初のコンピューター制御によるフェールインジェクションシステム「PGM-F1」初の量産車。正に当時のホンダの総力を結集して創ったフラッグシップなのです。
因みに当時、最高のプレミア価格が330万円。1ドルが240円の頃でしたから、現代では700万円以上と推定できます。こんなスペシャルなターボバイクを愛する集いが「ホンダCXターボクラブ」です。日本と米国の約100人のメンバーによって構成され、年2回の全国ミーティングを行い、メンバーのサポートに奔走しています。
ここに展示の、この美しい車輌もその中の貴重な「珠数の走る芸術品」の1台なのです。
【解説】 ホンダ CX500・650 ターボ
オーナーズクラブ インターナショナル
初代会長 大橋清英 |
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△ |
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| スペック |
| 製造会社 |
HONDA |
| 車種名 |
CX500TURBO |
| 型式 |
CM 1982model
北米・カナダ仕様車 |
| 形式 |
PC03 |
| 全長 |
2260 |
| 全幅 |
720 |
| 全高 |
1345 |
| 軸距 |
1496 |
| 最低地上高 |
145 |
| シート高 |
790 |
| 乾燥重量 |
239 |
| エンジン形式 |
縦置き水冷4サイクル
V型 2気筒 |
| 排気量 |
496.9 |
| 最大出力 |
76ps/800rpm |
| 最大トルク |
7.5kg-m/4500-7500rpm |
| 圧縮比 |
7.2 |
| キャブレター方式 |
CR(イグニッション) |
| 潤滑方式 |
ウェットタイプ |
| 点火方式 |
フルトランジスタ |
| 始動方式 |
セル |
| キャスタ |
27 |
| トレール |
110mm |
| 燃料タンク容量 |
20L |
| オイル容量 |
3.5L |
| クラッチ形式 |
常時噴合式5速リターン |
| タイヤサイズ |
前/3.50/V18-4PR
後/120/90-V17-4PR |
| 変速比 |
1速 2,500
2速 1,714
3速 1.280
4速 1,036
5速 0.839 |
| 減速比 |
1次 2.056
2次 3.091 |
| 乗車定員 |
2名 |
| フレーム形式 |
ダイヤモンド |
| ブレーキ形式 |
前/油圧式Wディスク
後/油圧式ディスク |
| 公式発表生産台数 |
2525台 |
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