「CX500 TURBO」のモデルチェンジ版として、この国産二輪は1982年に「ドイツのケルンショー」にて発表されました。
世の中には「似て異なるモノ」という言葉がありますが、エンジンの出力特性・車体のグラム単位の軽量化・ハイチューンの燃料効率等、全てにおいて元の「CX
TURBO」を超越したモデルなのです。
ホンダ本社の発表では「CX500 TURBO」は、開発時のエンジン単体のベンチテストで、300馬力を発生してしまい、慌てて量産型の82馬力まで、デチューンしたそうです。それを鑑みると「CX650 TURBO」では、おそらくベンチテストでは450馬力ほど出ていた事と想像できます。それを当時のドイツの100馬力規則に合わせて、市販モデルは100馬力となりました。この規則さえ無ければ、このターボは「140馬力」ほどで市販されていたと思います。
カウリングは軽量化の為、FRP製から複合ABS素材へ進化し、9キログラムもスリムになり、エンジン特性もターボの「きき始め」が低速からと変更になり、各ギアのスピードにおいて瑳なく、ターボのフィーリングが味わえるようになりました。
また、650ターボより出力を押さえ、アップハンドルとした「北米仕様」と、500ターボと同じハンドルの高さ、またシートのリアに「TURBO」と刻印のある「欧州仕様」に別れました。
総生産台数も、2000台に及ばない数で、500ターボの5分の1しか生産されませんでした。ゆえに稀少性は増大。その中でも、ここに展示の車輌は「タイプG」といいまして、200台が限定でドイツで販売されていました。正にマニア垂涎の一品と申せます。
実はこの車両は「ホンダコレクションホール」に飾られる予定の車両でしたが、PSガレージの尽力によりまして、「世界一美しいTURBO」として、皆様に公開できる事となりました。
光り輝く美しい車体に、未知の「ジェットストリームのような加速」。当時のホンダの技術の粋を結集して創られたフラッグシップ。「走る"奇跡の美術品"」を皆様が、この場所で、この時刻で、ご覧に頂けます事は、私共にとりましての幸せでございます。
【解説】
ホンダ CX500・650 ターボ
オーナーズクラブ インターナショナル
初代会長 大橋清英 |
| 展示車両一覧へ
△ |
|
| スペック |
| 製造会社 |
HONDA |
| 車種名 |
ジェットストリームターボ
CX650TURBO |
| 型式 |
G ドイツ国内200台限定車両 |
| 形式 |
RC16 |
| 全長 |
2240 |
| 全幅 |
740 |
| 全高 |
1368 |
| 軸距 |
1945 |
| 最低地上高 |
145 |
| シート高 |
795 |
| 乾燥重量 |
235 |
| エンジン形式 |
縦置き 水冷4サイクル
V型 2気筒 |
| 排気量 |
673cc |
| 最大出力 |
100ps/8000rpm |
| 最大トルク |
105kg-m/4500-7500rpm |
| 圧縮比 |
8 |
| キャブレター方式 |
CR(イグニッション) |
| 潤滑方式 |
ウェットタイプ |
| 点火方式 |
フルトランジスタ |
| 始動方式 |
セル |
| キャスタ |
27 |
| トレール |
110mm |
| 燃料タンク容量 |
20L |
| オイル容量 |
3.5L |
| クラッチ形式 |
常時噴合式5速リターン |
| タイヤサイズ |
前/100/90-V18
後/120/90-V17 |
| 変速比 |
1速 2,500
2速 1,714
3速 1.280
4速 1,035
5速 0.838 |
| 減速比 |
1次 1.725
2次 3.400 |
| 乗車定員 |
2名 |
| フレーム形式 |
ダイヤモンド |
| ブレーキ形式 |
前/油圧式Wディスク
後/油圧式ディスク |
| 公式発表生産台数 |
タイプG・E 736台 |
|